Quick Win ヒアリング設計書(I-3・I-2)

CFCL IT統合プロジェクト
作成日: 2026-07-14 | 読み取り専用の元資料に基づく(推測による数値・事実の創作はしていません)
I-3 帳票の重複・版乱立 I-2 マスタの二重管理
本資料の目的:Quick Win一覧(cfcl_quickwin_list.html)の優先1「I-3 台帳一本化」・優先2「I-2 転記自動化」は、着手前にCFCL側の事実確認(正本の所在・利用実態・転記先の全容)が必要です。本書はそのヒアリングで確認すべき事項と、確認後に想定するTo-Beワークフローを整理し、CFCL側へのヒアリング準備として使用します。

I-3VOL別在庫上代・変換マスタ ヒアリング設計

「VOL別在庫上代」4コピー(①全社版 ②更新 ③202604月結果・全店 ④202604月結果・既存店)と、倉庫(LZ)向け「変換マスタ取り込みフォーマット」(csv/gsheet二重)について、正本(SoT)を1つに定めるための確認事項です。対象部門: MD・Logistics。

確認事項(質問リスト)

No.論点確認先質問内容
Q1更新実態MD①全社版 ②更新 ③202604月結果(全店) ④202604月結果(既存店) の4ファイルは、それぞれ誰が・いつ・何を目的に更新しているか。更新の順序(どれが先に更新され、どれがそのコピーか)も教えてほしい。
Q2用途差分MD4ファイルの間に内容の差分はあるか(同一データの単純な重複か、それとも「全社/全店結果/既存店結果」で集計範囲・タイミング・利用目的が異なるのか)。
Q3依存関係MD, Store, International4ファイルのうち、他部門・他業務が参照しているファイルはどれか(例: 店頭報告・経営会議資料・BI検討で使うファイルはどれか)。統一時に業務影響が出る利用シーンの洗い出し。
Q4統一可否MD正本を1つに統一した場合、業務上支障が出るケースはあるか(例: 既存店結果のみを見たい経営会議がある等)。支障がある場合、正本+フィルタ/ビューで代替可能か。
Q5変換マスタ原本Logistics「変換マスタ取り込みフォーマット_0528」のcsv版とgsheet版は、実際にWMS(LZ)への取込に使われているのはどちらか。もう一方は何のために存在しているか(バックアップ/編集用の下書き等)。
Q6変換マスタ運用Logistics変換マスタの更新担当者・更新頻度・更新トリガー(新規取引先追加時、シーズン切替時など)は。
Q7アクセス権Logistics, IT正本を1つに統一しアーカイブ化する場合、既存の共有リンク・権限設定(閲覧者一覧)に問題はないか。

想定ワークフロー(As-Is → To-Be)

ステップAs-Is(現状)To-Be(統一後・想定)
①データ取得スマレジ・AO(ロジ在庫/店頭在庫)・EC/SHOP週間売上を週次/月次で手貼り付け(4ファイルすべてに対して個別に実施している可能性あり=要確認Q1)正本1ファイルにのみ手貼り付け(他3ファイルは廃止/アーカイブ)
②集計・参照利用者が「どれが最新か分からない」状態で4ファイルのいずれかを参照(As-Is課題マップ I-3「どれが原本か不明」)正本ファイルのみを参照。ファイル名・格納場所に「正本」を明記し、他は「アーカイブ/閲覧専用」に変更
③倉庫連携変換マスタcsv/gsheetのどちらを更新したか属人的に管理(更新漏れリスク)正本を1つに定め、WMS(LZ)取込は正本からのみ実施。もう一方は削除または参照リンクのみ
④中長期DP本体導入時、BI/可視化(FR-BI-01・Phase3想定)への移行時も、正本1本化により移行対象データが明確になる

出典: As-Is帳票マスタ突合表_20260706.xlsx(#25〜28, #67〜68, As-Is課題マップ I-3)。To-Be欄は本ヒアリング結果を踏まえて確定するたたき台です。

I-2GROUP MAP ヒアリング設計

GROUP MAP原本の手動転記(1回の変更が11箇所へ波及)を、親表からの自動反映に置換するための確認事項です。GROUP MAP原本は画像PDFで本文抽出不可のため(analysis_report「本レポートの限界」)、転記先11箇所の全容は本ヒアリングで初めて確定します。対象部門: Design・Production・MD。

確認事項(質問リスト)

No.論点確認先質問内容
Q1原本の所在DesignGROUP MAP原本のファイル形式(PDF/Excel等)・保管場所・管理者は誰か。現在は画像PDFとされているが、編集元(マスターデータ)は別途スプレッドシート等に存在するか。
Q2転記先の洗い出しDesign, Production, MD手動転記が発生する11箇所を具体的に列挙してほしい(ファイル名・シート名・部門・用途)。As-Is帳票マスタ突合表に記載のない転記先も含む可能性があるため、実務担当者への確認が必須。
Q3転記先の形式Design, Production, MD各転記先はGoogleスプレッドシートか、それ以外(Excel/.xlsm、PDF、AO等基幹システムへの直接入力)か。参照式(IMPORTRANGE等)に置換できるのはスプレッドシート同士の場合に限られるため、形式の切り分けが必要。
Q4転記頻度・トリガーDesignGROUP MAPの更新頻度・更新のきっかけ(シーズン切替、新規カラー追加等)は。年間で何回程度、11箇所への転記が発生しているか。
Q5技術的制約Design, IT参照式(IMPORTRANGE等)への置換にあたり、権限・外部共有制限・ファイルの所有者設定に障害はないか(部門をまたぐ共有が必要になるため)。
Q6中長期整合性Design, MDFUKU296(PLM)への正式なマスタ集約(要件定義書 FR-MST-02、SoT確定と参照連携化)が進んだ場合、今回の参照式化した転記先はそのまま活かせるか、作り直しになるか。二重投資を避けるための確認。

想定ワークフロー(As-Is → To-Be)

ステップAs-Is(現状)To-Be(参照式化後・想定)
①MAP変更GROUP MAP原本(Design部門)を更新GROUP MAP原本(スプレッドシート化されたマスタ表)を更新(変更なし)
②下流反映11箇所それぞれへ手動で転記(1変更→11回の作業、転記漏れ・入力ミスのリスク)スプレッドシートで完結する転記先は参照式(IMPORTRANGE等)で自動反映。スプレッドシート外の転記先は個別に移行方針を検討
③検証転記後に誤りがないか目視確認(属人化)参照式化した箇所は目視確認が不要に。移行できない箇所のみ従来通り手動確認を継続
④中長期FUKU296(PLM)へのマスタ集約完了後は、GROUP MAP自体をFUKU296内のマスタへ統合し、参照式も不要化(Q6の回答次第で移行計画を調整)

出典: As-Is帳票マスタ突合表_20260706.xlsx(As-Is課題マップ I-2)、CFCL_IT統合_要件定義書_v0.1_20260707.xlsx(FR-MST-02)、analysis_report.html(論点③、本レポートの限界)。To-Be欄は本ヒアリング結果を踏まえて確定するたたき台です。

ヒアリング実施にあたって