CFCL 基幹システム統合プロジェクト|機能要件書 v0.2(ドラフト)読み取り専用の元資料に基づく

CFCL IT統合プロジェクト/作成日 2026-07-14/対象:新業務(To-Be)の機能要件/元:要件定義書v0.1(2026-07-07)・DPシステム機能概要・As-Is帳票マスタ突合表
本書は要件定義書v0.1(2026-07-07・大野氏作成)を土台に、As-Is課題マップの9つの現状課題(I-1〜I-9)ごとへ機能要件を肉付けした v0.2ドラフトです。各課題について「あるべき機能」「現状の問題」「機能要件」「優先度」「未確定論点」を整理しています。 新システム(DP)側の機能・画面は現時点では「たたき台/イメージ」の位置づけであり、確定仕様ではありません。 4つの未確定論点(①周辺システムAPI連携可否 ②JOOR残置/集約 ③マスタ正本の確定 ④DPの機能充足=DP System QA 13問)に関わる要件は 仮置き・7/17MTGで確定と明記しています。
9対象課題
(I-1〜I-9)
26機能要件
(FR-xx、v0.1準拠)
19Must
(必須)
6Should
(推奨)
1Could
(あれば良い)
4未確定論点
(仮置き)
未確定論点 I-1 手動連携I-2 マスタ二重管理I-3 版乱立 I-4 所有者曖昧I-5 手作業BII-6 マクロ依存 I-7 データ品質I-8 会計手インポートI-9 ヒアリング濃淡 横断・非機能

TBD4つの未確定論点(7/17 ERP確認MTGが主戦場)

以下に関わる機能要件は、各課題セクション内で 仮置き・7/17MTGで確定 と明記しています。ゲート日は要件定義書v0.1・分析レポートの記載に基づく暫定スケジュールです。

論点内容関連課題確定目標
① 周辺システムAPI連携可否倉庫WMS(ロジザード)・スマレジ・Shopify等とDPのAPI自動連携が技術的に実現できるか。倉庫WMSは現状「毎回エラー」。I-1, I-77/17 ERP確認MTG
② JOOR(海外卸)を残すか集約するかJOORの卸受注管理機能はDP注文管理と重複。残置してIF連携するか、DP注文管理へ集約するか。I-3, I-48/17 意思決定ゲート(G1)
③ マスタの正本(SoT)の確定品番/取引先/生地/付属/顧客などの権威マスタを1つに確定し、名寄せを完了させる(FUKU296を商品/品質マスタSoTにする案)。I-2, I-310/5 目標
④ DPの機能充足(DP System QA 13問)現行AOの機能をDPが最低限満たすか。CSV一括取込・商品マスタ項目追加・実績分析軸・分納機能・輸出入管理など13問への回答待ち。I-1, I-2, I-5, I-6, I-87/17 ERP確認MTG

出典:要件定義書v0.1「00_概要」/DP System QA「ヒアリング項目」/分析レポート「06 論点・リスク」

I-1システム間の手動連携影響度:最大Must

該当帳票 20点以上(As-Is帳票マスタ突合表)

現状の問題

Aladdin(AO)⇄倉庫WMS(ロジザード)⇄スマレジ⇄Shopify間をCSVの手取込・手コピペで接続している。集計簿には「〜貼り付け(週次更新)」タブが多数存在し(例:VOL別在庫上代のスマレジ/AO/EC貼付タブ)、倉庫WMS連携は「毎回エラー」が発生している。根本原因はAPIレス統合の欠如とマスタの非同期。

あるべき機能

DPを在庫管理・出荷管理のハブとし、AO⇄倉庫WMS⇄スマレジ⇄ShopifyをAPI連携で自動化する。入庫→引当→出荷→在庫同期を単一システムでつなぎ、手作業のCSV取込・貼り付けを廃止する。

機能要件

要件ID要求内容(To-Be)対応区分優先度備考
FR-IF-01AO⇄倉庫WMS(LZ)⇄スマレジ⇄Shopifyの手作業連携をIF/iPaaSで自動化するIF連携Must仮置き・7/17MTGで確定(論点①:API/iPaaS方式選定)
FR-INV-01製品/生地/付属在庫をDPで一元管理し倉庫WMS(LZ)と双方向連携するIF連携Must現状WMS連携で毎回エラー→検証要。仮置き・7/17MTGで確定(論点①・④)
FR-STK-01店頭在庫(スマレジ)・EC在庫(Shopify)をDPと自動同期し手貼付を廃止するIF連携Must「スマレジ店舗在庫貼付(週次)」を廃止対象とする
FR-SHP-02未受入積送在庫を可視化し、連携時バリデーションで滞留を検知する設定MustLogistics担当者が調査中の未解決在庫の再発防止
関連IF:IF-02(DP⇄倉庫WMS)/IF-03(DP⇄スマレジ)/IF-04(DP⇄Shopify) — いずれもTo-Be方式は「API連携」とv0.1で仮置き済み。方式・工数は7/17MTGで確認。

出典:要件定義書v0.1「03_機能要件一覧・06_連携IF一覧」/As-Is課題マップ I-1/分析レポート「06 論点①」

I-2マスタの二重管理(PLM移行途上)影響度:大Must

該当帳票 15点以上(As-Is帳票マスタ突合表)

現状の問題

商品/品質マスタのSoT候補であるFUKU296(PLM)への移行が途上で「新システム不明点多数」。GROUP MAP原本の変更は全下流へ手動転記が必要で、1回の変更が11箇所へ波及している。根本原因はマスタ権威(SoT)の未確定と移行未完了。

あるべき機能

製品/品番をDPへ単一登録し、FUKU296を商品/品質マスタのSoTとして参照連携する。GROUP MAPの手動転記を廃止し、変更が自動的に下流へ反映される仕組みへ移行する。

機能要件

要件ID要求内容(To-Be)対応区分優先度備考
FR-PRD-01製品/品番を単一登録し、FUKU296を商品/品質マスタSoTとしてDPへ参照連携するIF連携Must名寄せ・コード体系統一が前提。仮置き・7/17MTGで確定(論点③)
FR-MST-01品番/取引先/生地/付属/顧客/シーズンを単一マスタ化し二重管理を廃止する設定Must名寄せ後に権威マスタ確定。仮置き・7/17MTGで確定(論点③)
FR-MST-02GROUP MAP原本の手動転記(11回改訂波及)を廃止し参照連携化する設定MustSoT確定と参照方式が前提。仮置き・7/17MTGで確定(論点③)
関連IF:IF-05(FUKU296→DP、商品/品質/仕様マスタ、優先度Must)。DP System QA #4「商品マスタ項目の追加は可変的に可能か」は仮置き・7/17MTGで確定(論点④)。

出典:要件定義書v0.1「03_機能要件一覧・04_マスタ統合要件」/As-Is課題マップ I-2

I-3帳票の重複・版乱立影響度:大Must

該当帳票 7点以上(As-Is帳票マスタ突合表)

現状の問題

「VOL別在庫上代」が4コピー(全社版/更新/全店結果/既存店結果、各19タブ)並存し、どれが原本か不明。変換マスタもCSVとGoogleスプレッドシートが二重で存在する。根本原因は命名・版管理ルールの不在。

あるべき機能

展示会受注・ラインシート・ドロップ・品質表示をDPで一元作成・管理し、Excel帳票の複製を防ぐ。原本一元化・命名/版管理ルールを運用ルールとして定める。

機能要件

要件ID要求内容(To-Be)対応区分優先度備考
FR-ORD-01展示会受注をDPで作成・確定・承認し、所定Excelの一括取込に対応する標準機能Must受注一括取込フォーマット定義要。CSV一括取込の標準対応可否は仮置き・7/17MTGで確定(論点④・QA#1)
FR-PRD-03ラインシート・ドロップ・品質表示(洗濯/組成/原産国)をDPで管理する標準機能ShouldLINESHEET.xlsxが現行様式。DPのLINESHEET入出力様式と対応済み
FR-GOV-01帳票の原本一元化・命名/版管理ルール・オーナー定義を運用ルールとして定める運用/ルールMustVOL別在庫上代4重複等を排除。I-4と共通の運用課題

出典:要件定義書v0.1「03_機能要件一覧」/As-Is課題マップ I-3/DP System QA #1

I-4帳票の所有者が曖昧(顧客管理の重複含む)影響度:中Must

該当帳票 8点以上(As-Is帳票マスタ突合表)

現状の問題

「お客様リペア・初期不良管理表」がProduction/Logistics/Store/Retailの4部門で共有され、オーナーが未定義。顧客情報もJOOR+AO+Excelで重複管理されている。根本原因は部門跨ぎ帳票の責任未定義。

あるべき機能

取引先の取引条件・納品先・請求先をDP顧客管理で一元整備する。JOOR卸受注の取込方針(残置か集約か)を確定し、海外卸の窓口を明確にする。

機能要件

要件ID要求内容(To-Be)対応区分優先度備考
FR-MST-03取引先の取引条件/納品先/請求先マスタを整備する(海外請求含む)設定Must顧客管理=取引先の基本情報・支払条件・納品先・請求先を一元管理
FR-ORD-02JOOR卸受注をDPへ取込む、またはDP注文管理へ集約するIF連携ShouldDP注文管理と機能重複。仮置き・7/17MTGで確定(論点②・8/17ゲートG1)
FR-GOV-01帳票ごとにオーナー・権限を定義する(I-3と共通)運用/ルールMust部門跨ぎ帳票(リペア・初期不良管理表等)のオーナー確定
関連IF:IF-06(JOOR→DP、卸受注、優先度Should)。方式は論点②の結論次第。

出典:要件定義書v0.1「03_機能要件一覧・04_マスタ統合要件」/As-Is課題マップ I-4

I-5巨大集計簿の手作業BI影響度:大Should

該当帳票 6点以上(As-Is帳票マスタ突合表)

現状の問題

Season sales review(Item master 19,319行×215列)がAOの5テーブルを人手で取り込み週次更新している。VOL別在庫上代(19タブ)も同様の手貼り付け集約簿。属人化しており「配信しても誰も見ない」状態。根本原因はBI/レポート基盤の不在。

あるべき機能

AO/DPのデータをBI基盤(Looker等)へ連携し、Sell-Through・売上・在庫上代を自動可視化する。手作業の巨大集計簿を段階的に廃止する。

機能要件

要件ID要求内容(To-Be)対応区分優先度備考
FR-BI-01Season sales review/VOL別在庫上代のSell-Through/売上をBIで自動可視化するBIShouldItem master 19,319行×215列の手作業を廃止。実績ベース分析・複数分析軸の対応可否は仮置き・7/17MTGで確定(論点④・QA#5)
関連IF:IF-09(AO/DP→BI基盤、データ連携/DWH、優先度Should)

出典:要件定義書v0.1「03_機能要件一覧・06_連携IF一覧」/As-Is課題マップ I-5/DP System QA #5

I-6マクロ/旧形式への依存影響度:中Must

該当帳票 4点以上(As-Is帳票マスタ突合表)

現状の問題

見積FM(Master_VOL13、.xlsm・3,483列)や混率マクロがマクロ依存で壊れやすい。店頭日次売上(NEW★売上明細)は旧.xls形式のまま。根本原因は脆い手組みツールの温存。

あるべき機能

加工指示書・縫製仕様書の作成、生地・付属の必要量計算、原価・収支シミュレーションをDP標準機能で置換し、マクロ・旧形式への依存を解消する。

機能要件

要件ID要求内容(To-Be)対応区分優先度備考
FR-PRD-02加工指示書・縫製仕様書をDPで作成し現行Excel仕様書(.xlsm)を置換する標準機能Must仕様書_CF2608_量産_リピートが現行様式
FR-PRD-04仕様書ごとの工程日程をカレンダー管理する標準機能Could-
FR-CST-01上代決定/受注確定/量産発注の3タイミングで原価・収支・原価率・粗利をシミュレーションする標準機能Must見積FM(.xlsm 3,483列)を置換
FR-CST-02EUR/USD為替と掛け率から下代を自動計算する標準機能Must海外卸140%価格差調整にも活用(International部門メモより)
FR-MAT-01生地・付属の必要量をサンプル/量産で自動計算する標準機能Must-
FR-MAT-02サプライヤー発注書・倉庫への職出し指示をDPで発行する標準機能Must-

出典:要件定義書v0.1「03_機能要件一覧」/DPシステム機能概要「発注管理・コスト管理」/As-Is課題マップ I-6

I-7データ品質・障害の未解決影響度:中Must

該当帳票 4点以上(As-Is帳票マスタ突合表)

現状の問題

商品マスタ登録エラー(HIN)がシーズンごとに常態化している。未受入の積送在庫がLogistics担当者により調査中で未解決(盗難の可能性も指摘されている)。根本原因はマスタ整備・連携検証プロセスの不足。

あるべき機能

入庫→引当→出荷指示→出荷確定→返品/再納品をDPで一元管理し、連携時バリデーションでマスタ登録エラーや在庫の滞留を未然に検知する。

機能要件

要件ID要求内容(To-Be)対応区分優先度備考
FR-SHP-01入庫→引当→出荷指示→出荷確定→返品/再納品をDPで管理する標準機能Must-
FR-INV-01製品/生地/付属在庫をDPで一元管理し倉庫WMS(LZ)と双方向連携する(I-1と共通)IF連携Must現状WMS連携で毎回エラー→検証要。仮置き・7/17MTGで確定(論点①)
FR-SHP-02未受入積送在庫を可視化し連携時バリデーションで滞留を検知する(I-1と共通)設定Must田所氏調査中の未解決在庫を解消

出典:要件定義書v0.1「03_機能要件一覧」/As-Is課題マップ I-7/分析レポート「部門別業務フロー(Logistics)」

I-8会計・経費の手インポート影響度:中Must

該当帳票 3点以上(As-Is帳票マスタ突合表)

現状の問題

API未連携の銀行入出金(りそな等)をMF会計へ手インポートしている。経費(バクラク)も月次で手集計している。根本原因は銀行/経費と会計システムの未連携。

あるべき機能

出荷に連動した請求書の自動発行、入金消込・Credit Note・内金管理、DP→MF会計への請求データ連携、銀行・経費のMF自動連携を実現する。

機能要件

要件ID要求内容(To-Be)対応区分優先度備考
FR-ACC-01出荷連動で請求書を自動発行する(国内/海外・多通貨・為替)標準機能Must-
FR-ACC-02入金消込・Credit Note・内金(前払)・顧客別入金状況を管理する標準機能Should分納機能の詳細は仮置き・7/17MTGで確定(論点④・QA#9)
FR-ACC-03DP請求/売上データをMF会計へ連携する(GL/決算はMF)IF連携MustDPはARまで。GLはMF
FR-IF-02銀行入出金・バクラク経費をMF会計へ自動連携するIF連携ShouldAPI未連携預金の手importを廃止
関連IF:IF-01(DP→MF会計、Must)/IF-07(銀行→MF会計、Should)/IF-08(バクラク→MF会計、Should)。輸出入管理・ドキュメント添付(QA#12)は仮置き・7/17MTGで確定(論点④)。

出典:要件定義書v0.1「03_機能要件一覧・06_連携IF一覧」/As-Is課題マップ I-8/DP System QA #9, #12

I-9ヒアリング精度の濃淡影響度:小Should

該当帳票:該当なし(ヒアリング様式の運用課題)

現状の問題

MDは帳票名が空欄、BizDevは機密情報のため2行のみの記載など、部門によってAs-Is棚卸しの粒度が不揃い。根本原因はヒアリング様式の統制不足。

あるべき機能

これはDP機能ではなく運用上の対応。追加ヒアリングでMD・BizDevのAs-Is台帳を他部門と同水準に均質化する。

機能要件

要件ID要求内容(To-Be)対応区分優先度備考
FR-HR-01MD(帳票名空欄)・BizDev(機密2行)のAs-Is台帳を追加ヒアリングで均質化する運用/ルールShouldBizDev予算は機密情報のため、粒度のみ補完する

出典:要件定義書v0.1「03_機能要件一覧」/As-Is課題マップ I-9

-横断・非機能要件(特定のI-課題に紐付かないもの)

要件定義書v0.1では課題(I-1〜I-9)に紐付かない「-」の要件として整理されている項目です。

要件ID要求内容(To-Be)対応区分優先度備考
FR-NFR-01役割に応じた機能/データアクセス制御を行う(DP標準の権限制御を利用)設定Must部門別ロール定義要。BizDev機密情報の分離と連動

非機能要件(暫定値・要ヒアリング)

区分要件項目要求内容(To-Be)暫定目標/基準
性能レスポンス主要一覧/検索画面の応答3秒以内(推定・暫定)
性能一括処理受注/棚卸のExcel一括取込数千行を実用時間内(推定・暫定)
可用性稼働業務時間帯の安定稼働国内営業時間で可用。DPはSaaS(sakura基盤)想定・SLA確認要
セキュリティ権限制御役割別に機能/データを制御部門ロール定義。FR-NFR-01と連動
データ移行初期移行現行マスタ/在庫/未処理受注の移行名寄せ後クレンジング移行。仮置き・7/17MTGで確定(論点③次第)

出典:要件定義書v0.1「05_非機能要件」。数値目標は要件定義書自身が「暫定値」と明記している値をそのまま記載。

本資料の限界(正直な明示): ①本書はv0.1ドラフトを起点とした肉付けであり、確定仕様ではありません。 ②仮置き・7/17MTGで確定と明記した要件は、7/17 ERP確認MTGでのベンダー回答(DP System QA 13問含む)により内容が変わる可能性があります。 ③非機能要件の数値目標は要件定義書v0.1が「暫定値」と明記したものをそのまま引用しています。